日本遺伝学会 第89回大会【岡山】ワークショップ



プレナリーワークショップ
9月14日13:45-14:45の日程で、50周年記念館金光ホールにて開催します。

WS1  
Pigment cell genetics 〜体色の遺伝学から考える生命の多様性〜
Pigment cell genetics: functional variations of life
日程: 9月13日 13:30-15:30
世話人: 桝屋啓志 (理化学研究所),澁谷仁寿 (長浜バイオ大学)
概要:
この世界には生物が作り出す「色」にあふれており,我々を魅了する。その色を作りだす細胞の1つである色素細胞は,優れた研究モデルとして,生物学の先端を切り開いてきた。色素細胞はいかにして誕生 (発生) し,一体,何をしているのか。本ワークショップでは,体色に関連した遺伝学をベースとした多様な分野の研究者を集め,様々な生物種における色素細胞がおりなす生命現象と機能を読み解き,そこから新たな生命現象の解明につながる一端が生まれる場としたい。

WS2
ゲノム・遺伝子重複は生物進化に何をもたらしたのか?
What the genome and gene duplication brought about in diversification and evolution?
日程: 9月13日 13:30-15:30
世話人: 宇野好宣 (名古屋大学),一柳健司 (名古屋大学)
概要:
ゲノム全体の重複や遺伝子の重複は,生物の多様性をもたらした主要な原動力であると考えられている。本ワークショップでは,動物および植物におけるゲノム倍化の影響,比較ゲノム解析による全ゲノム重複の効果の検証,ヒストン遺伝子群の多様化によるエピジェネティック制御の進化などについて,ゲノム科学,発生生物学,分子生物学などの分野で活躍されている研究者に最新の成果をお話し頂き,重複されたゲノムや遺伝子がどのように生物進化に寄与するのかという問題について議論する。

WS3
「遺伝学会シニア世代による遺伝学分野ならびに社会貢献へのチャレンジ:遺伝学会と遺伝学普及会の合流によるシナジー効果を目指して」
Challenge to genetics research and social contribution by senior members of Genetic Society, aiming at synergy effects by joining The Genetic Society of Japan and The Association for Propagation of the Knowledge of Genetics.
日程: 9月13日 15:45-17:45
世話人: 池村淑道 (長浜バイオ大学),高畑尚之 (総合研究大学院大学),
      真木寿治 (奈良先端科学技術大学院大学)
概要:
長い伝統を有する遺伝学会には,多くのOB/OGがおられ,会員の平均年齢も比較的高い。本学会ならびに当該分野の活力の維持や発展には,この状況に即した方策が重要となる。遺伝学普及会との合流で期待されるシナジー効果を目指して,シニアアカデミー「日々思考実践院」を設けることが,小林武彦会長のリーダーシップのもとに,幹事会と評議員会で議論されている。本WSでは,この活動の具体的な内容について,遺伝学会のシニア世代と現役世代とで議論を深め,実施に向けた方策を立案したい。

WS4
『〜DNA損傷からゲノムを守る!〜遺伝情報の安定維持伝達機構研究の最新トピック』
Current topics in DNA double-strand break repair and genome maintenance
日程: 9月13日 15:45-17:45
世話人: 篠原美紀 (近畿大学),古郡麻子 (奈良先端科学技術大学院大学)
概要:
細胞は様々な分子機構を駆使して日々誘発されるDNA損傷から遺伝情報を担うゲノムを守り,安定に維持伝達している。本ワークショップでは幅広い生物種のゲノム安定維持伝達機構を研究する若手・中堅研究者に,DNA二重鎖切断修復機構を中心に関連分野の最新のトピックを紹介していただく。これまで蓄積された研究成果をもとに,今後の研究分野における新展開について議論する場にしたい。

WS5
ショウジョウバエにおける環境情報の知覚と適応:細胞機構から種分化まで
Information processing and adaptation in Drosophila: cellular mechanisms to speciation
日程: 9月15日 13:30-15:30
世話人: 和多田正義 (愛媛大学),高橋文 (首都大学東京)
概要:
キイロショウジョウバエは伝統的に遺伝学の材料として活用され,長期にわたって遺伝分野の発展の原動力となってきた。近年キイロショウジョウバエ以外の種を用いた研究も活発になっている。本ワークショップでは,キイロショウジョウバエを用いた感覚情報の研究や,非キイロショウジョウバエを用いた環境への適応や種分化の研究分野で,先進的な研究をしている5人の女性研究者に講演をお願いし,次世代につながる興味深い研究を紹介する。

WS6
新たな実験的アプローチから迫るヒト進化
Innovative experimental approaches for human evolution
日程: 9月15日 13:30-15:30
世話人: 吉見一人 (大阪大学),河村正二 (東京大学)
概要:
進化過程でもたらされたヒト特異的な特徴について,網羅的解析によるゲノム・エピゲノム変化が多数同定されてきた一方で,細胞やモデル動物を用いた実証研究は立ち遅れている。昨今,iPS細胞を用いたエピゲノム解析,ゲノム編集による大規模なゲノム操作,脳の透明化など様々な実験的手法が登場し,ビッグデータの実証研究が盛んに行われつつある。そこで本ワークショップでは,こうした実験的手法を開発・活用している研究者に講演していただき,ヒト進化の遺伝的基盤の実証に向けた情報・意見交換を行いたい。

WS7
細胞外環境応答を担うシグナル伝達機構 〜 酵母遺伝学が開く新たな扉
Cellular signal transduction in response to extracellular environment 〜 cutting-edge studies brought by yeast genetics
日程: 9月15日 13:30-15:30
世話人: 齋藤成昭 (久留米大学),建部恒 (奈良先端科学技術大学院大学)
概要:
酵母や細菌などの単細胞生物から植物やヒトなどの多細胞真核生物に至るまで,細胞は様々なシグナル伝達機構を巧みに利用することで細胞外環境に適切に応答して生存を果たしている。その中で,単純なモデル真核生物であり遺伝学的解析に秀でた酵母は,進化的に共通した数々のシグナル伝達機構の解明に長年に渡って重要な役割を担ってきた。本ワークショップでは,酵母をモデル生物とした研究を精力的に展開している若手研究者を中心に,細胞外環境への応答機構について最新の研究成果を幅広く紹介する。




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日本遺伝学会
第89回大会
【岡山大学】
2017年9月13日(水)
〜16日(土)